



2019年入社 土木工学専攻
住宅事業本部 事業推進部
開発担当
影山 智大
配属は希望通りだった。街づくりの基本となるのは住宅。開発期間が比較的短くて、配属中にすべてのプロセスを経験できることも魅力に思えた。配属されると、事業本部の先輩たちが開催してくれる若手社員研修で住宅事業の基礎を教わり、できるだけ多くの打合せに参加するようにして先輩たちの発言や行動を見ながら学んでいった。
2019年8月、初めてサブ担当となった、分譲マンション「ウエリス市谷加賀町」が着工。設計者や施工者も集まる着工会議に参加して、いよいよ工事が始まるという緊張感にしびれた。
ウエリス市谷加賀町の工事が始まり現場を見る機会が増えた。特に感動したのは、当社独自の検査。完成した建物の竣工検査はどのデベロッパーでもやるが、NTT都市開発は鉄筋やコンクリートなど材料の工場に出向き、現場に納品される以前の品質まで確認する。そんな目に見えないところにまで気を配り品質向上に努める、先輩たちの商品に対する強い誇りに胸を打たれた。
初めてプロジェクトの初期から参加する、戸建建売分譲「ウエリスコートあざみ野」がスタート。メイン担当ではないが前に立ってやらせてもらえたおかげで、手探りながらも主体的に動くことができた。多くの関係者とコミュニケーションを図る難しさを感じつつ、自分で判断してプロジェクトを進めていく仕事の面白さに魅入られた。

ウエリスコートあざみ野の工事途中に予期せぬ事態が発生し、その対応に一定の費用がかかることがわかった。さまざまな原価コストの見直しを行うと同時に、コロナによるニーズや市況の変化を社内やお客様へのアンケート調査やマーケット分析などを経て商品企画そのものにも変更を加え、収支の調整を行っていった。メイン担当である先輩や用地・街づくり担当、営業推進担当とプロジェクトチームが一丸となって取り組み、どうにか会社の承認を取り付けたことで工事は続行。課題解決力やチームワークの大切さを学ぶ貴重な経験となった。
初めてメイン担当となる、戸建建売分譲「ウエリスコート吉祥寺南町」のプロジェクトが始まった。あざみ野と同程度の規模なので、その経験は活かせるはずだ。メイン担当者として会社の名前を背負って前に出ることに対するプレッシャーも不安ももちろんあったけれど、任される嬉しさの方が大きい。
人事異動などで一時的にサブ担当のプロジェクトが増え、業務量が突然増えた。メイン担当の業務を進める中で、サブ担当の進捗把握や業務処理も行うことが次第に立ち行かなくなる。優先順位を間違え、業務に遅延を招きそうになり、先輩や協力会社に助けてもらいながらどうにか成し遂げているような状態だった。クリティカルパスを意識したタスク管理や仕事の効率化など、多くの反省と課題を与えられた3ヶ月だった。
配属当初からサブ担当として関わっていた、ウエリスコート辻堂東海岸の宅地造成とウエリス市谷加賀町が竣工した。ここから後の販売業務は営業推進担当が行うが、携わった商品がお客様に引き渡しされる瞬間を見るのは住宅事業ならではの醍醐味。入社以来最高の感動を味わった。
2つ目のメイン担当となる賃貸マンションのプロジェクトが始まる。戸建や分譲マンションとは違い、早くから高い入居率を得ることが求められる。分譲マンション「ウエリス」のノウハウを賃貸マンションに落とし込みながら、コロナ後の新しいライフスタイルに対応するなど、トレンドを押さえた商品企画にも知恵を絞る。
これまでは決められたスケジュールに沿ってプロジェクトを進めることで精一杯だったが、事業本部や会社がプロジェクトに求めていることを少しずつ意識して動かせるようになってきたと思う。3年目に向けて一つ自信が芽生えた。

メイン担当のウエリスコート吉祥寺南町がようやく着工。つくりたいものと現実とのギャップを埋めることに苦労はしたが、当初からの商品コンセプトをしっかり守れたと思う。
事業本部としてもまだノウハウが少ない戸建建売分譲プロジェクトの商品性の検討に加え、収益向上に向け一時的に計画地を駐車場として活用したり、住民の利便性を高めるために役所と交渉したりと、チームで初めての試みにもメイン担当としてチャレンジができた。いつでも全力で背中を押してくれる先輩たちがいるこの環境が心強い。
短期間で様々なことを決定しつつ、決められた予算とスケジュールの中でいくつものプロジェクトを推進する、住宅事業ならではの難しさ。一方で、快適性、安全性など住まいの空間を図面から想像しながら、多くの裁量を持ってものづくりを進められる建築の面白さも存分に味わえている。
もう一つのメイン担当プロジェクトがほどなく着工を迎える。次はどんなチャレンジをしてみようか。


人々が幸せに暮らせる街をつくりたいという目標は、入社を決めたときから変わっていません。住宅は多くの人にとって一生モノの買い物だからこそ、それを叶えるために最善を尽くしたいと考えています。先輩たちが大切に築き上げてきたものをここで目一杯吸収して、また新たなアセットから、街づくりに挑戦していきたいと思います。
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8:30自宅でメールチェック
明日の会議に向けた資料作成(在宅勤務)
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10:00担当内ミーティング(オンライン)
チーム内での各案件の進捗や課題感の
すり合わせを行います -
11:30電話対応
電話でパートナー企業と調整をします
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12:00昼食
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13:00設計打合せ(オンライン)
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14:00現場へ移動
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15:00現場定例会議
現場の様子を確認しながらの定例会議。
やはり現地現物は大切です -
16:30会社へ移動
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17:30書類整理、図面チェック
地道な作業ですが、抜かりなく行います
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18:30業務終了
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19:00自由時間
趣味に時間を割いたり、家事をしたり。
最近では資格試験の勉強も行っています

平日はビル街で働いている反動からか、学生の頃より自然に触れたいと思うことが多くなりました。休日はなるべく遠出して緑が多いところで楽しんでいます。